カラムシ
 からむし(茎蒸、苧麻) イラクサ科    分類:草  学名:Boehmeria nivea var. nipononivea
別名・別読み: クサマオ(草苧)

2010年10月09日   花びら:密集花・無し   色:小石川植物園 にて
カラムシは雌雄同株だが、雄花と雌花は別々。これは雌花で、枝の雄花と雌花は枝の上部と下部に分かれたり、別々の枝にできる。同属の アオカラムシ 
アオカラムシ
は葉の裏側が緑色

カラムシ


カラムシ


2010年10月09日   花びら:密集花・無し   色:小石川植物園 にて
こちらは雄花。 クワ 
クワ
や コウゾ 
コウゾ
のように花序が垂れ下がる。このカラムシや アマ 
アマ
からとれる繊維を、日本では麻と呼ぶ。なお麻は、植物葉茎などから採取される繊維の総称

カラムシ


カラムシ


2005年09月20日   花びら:密集花・無し   色:群馬県吹割の滝 にて
昆虫の名前のような名だが、茎(カラ)を蒸して繊維をとったことから「茎蒸」とするのと、苧(カラムシ)から取った麻糸のような繊維という意味の「苧麻」の漢字表記がある。別名のクサマオ(草苧)も後者の意味に近い。

カラムシ


2003年10月23日   花びら:密集花・無し   色:神奈川県東高根森林公園 にて
皮をむき、表皮の内側にある繊維を取り出すと、これから糸を作ることができる。縄文時代の布もこのカラムシから作られており、日本における歴史は長い。

カラムシ


カラムシ


こちらは、向島百花園にて